化膿活点

ある夜 妻がムカデにかまれました。

 


こういう虫に刺された時、クラゲやオコゼなど毒をもったものに刺された時や

釘などをふみ抜いた時、生爪など化膿を警戒する必要のあるケガなどに押さえるといい場所がある。


これを整体では

化膿活点(かのうかってん)といいます。


【おさえる場所】 


二の腕の外側、肩と肘のまんなかあたり


一人の場合は人差し指か中指で

 

やってあげる場合は
親指を重ねて、腕の奥にちょっと硬いコリコリしたもの軽く


ジィ~と押さえる。

 

少しゆるんできたらコリコリを乗り越えるようにグリンとはじきます。

 

結構、痛いので強くやり過ぎないようにしてください。

 

数回はじいたあとは、やさしく手を当てておいてください。

 

時間はなんとなく手が離れるまででいいですよ!

 


化膿活点は、両腕にありますので

 

右半身の時には右腕、左半身の時は左腕をつかいます。

 

どちらか、分からない時は、調整が必要な方がコリコリしていますの

 

で、自分の感覚で判断してください。

 

ちなみに、愉気(お手当て)をする前に

刺された場所、ケガをした場所の血を

できるだけしぼり捨てるといいそうです。

 

こうすると、血液と一緒に毒素も洗い流されるからです。


腫れれば、もう心配はないそうです。

 

 

 


我が家では

薬を塗って炎症(体が自分で治そうとする働き)を抑えるということはしないので

妻も自分で愉気してました。

 

そして

次の日の朝はパンパンに足が腫れてました。

 

虫の多い季節にはこれを覚えておくと便利ですよ

 

 


〈愉気(お手当て)とは〉

 

愉気(ゆき)とは

息のイメージを使って意識を集中させて手を当てることなんです。


当ててる手や指から息を吸って、当ててる手や指から息を吐く


(実際には、鼻から吸って、鼻から吐きますが、そういうイメージで行います。)


揉んだり、押したりせず、手や指の力は抜いてそっと当てておく。


 人間の体は、意識が集まれば、体の治る働きが活発になるんですよ!


だから、痛いとか違和感のような少しの異常も、気になって放っておけないようにできているんですよ。

 

そうすることで自分自身の治す力を高めているんですね♪

スゴイでしょ!


気功ではないので、何かを送るとか、治そうとかじゃなくて、何も考えず、ただ当ててる手に意識を集めるだけでいいんですよ。


こんなことは教えられなくても、昔からやってることなんで異常感のあるところには勝手に手がいきますね。

それが、例え、他人でもです。


本当に体の働きが活発になりますので、是非、何かと愉気を実践してみてください。

 

参考:ちくま文庫 「整体入門」 野口晴哉

 

   PHP 「整体健康法」 二宮 進