人間そのものを骨盤と背骨という視点から       そのまま捉えた観察学 “二宮式整体”

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二宮式整体では次のように体を観ています。

 

●例えば子宮筋腫の場合●

 

子宮筋腫の方とそうでない方の背骨と骨盤を調べ、筋腫ではない方と比べて子宮筋腫の方がみんなそうなっている背骨や骨盤の矛盾を捜し、見付けます。

 

子宮筋腫の方を何人観ても、いつでもそこの背骨の矛盾があるのなら、子宮がそうなるから背骨がそうなるのか?背骨がそうだから子宮がそうなるのかは分かりませんが、お互い関係性があることは間違いありません。

 

そして、そこの矛盾を調整するように

整体指導するのです。

 

この調整で何人やっても子宮筋腫がよくなっていくのなら、今で言う医学的な根拠はありませんが、子宮筋腫とそこは関係が深いということになりますよね。

 

何回やっても同じ結果が出るのなら、これはもう立派な科学といえるかもしれません!

 

整体はこのように数々の実践から得られる経験的結果から導き出された知恵なんです。

 

二宮式整体には師匠二宮進先生が、数限りない骨盤と背骨の組み合わせの中から何度も何度もくり返しながら、それでもあきらめず見付けてくださった調整点がいっぱいあります。

(先生は今でもいろいろなことをくり返し研究していて大発見があると、すぐに惜しげもなく私たちに公開してくださってます!)

 


二宮式 整体の他との違い

 二宮式整体の最大の特徴は、

左の骨盤と右の骨盤の調整方法が全く違うということです。

 

 結論から言うと

「右の骨盤は上げ、左の骨盤は、骨盤の開閉運動を整える」

一見、奇妙に見えるこの方法が、人間の構造と運動を丁寧に観察した結果、導き出された、最も合理的な調整法なのです。

 

体は

心臓や胃は左に、肝臓は右にというように左右対称ではありません。

 

そして、なぜだかは分かりませんが、左右どちらでもよいはずの利き手は、圧倒的に右利きが多いのです。

(これは、体の左側を使い過ぎると、直接的に体に影響が出やすいため、本能的に右を使うようになっているとも言われています。)

右利きの場合、通常、利き足も右で、左足は軸足になっています。 

 

体の使い方の特徴としては、利き足の右は前と後ろに重心を移動させ、軸足の左はその力を外側と内側に受け止める習性があります。

 

陸上競技やアイススケートのトラックや野球なども左回りになっているのですが、これは軸足が左にあり、逆回りだといい結果が出し難いためだと考えられます。

 

 左右の足の使い方が違うため、骨盤の動き方も当然違ってきます。

 

しかも、二宮進先生の長年の観察と検証により、骨盤の動きと背骨、身体の様々な働きに関連があることが分かってきたのです。             

 


左右の骨盤の状況が背骨に影響する

右骨盤


上下運動

副交感神経

消化器系

呼吸器系

副腎系

静脈

呼吸

           左骨盤

 

          開閉運動

          交感神経

          循環器系

          生殖器系

          泌尿器系

             大脳系

                動脈

                排泄

 


<ここがポイント!!

   

 骨盤の調整においては、左右をそろえることではなく、左右の働きが大きくことなることを前提に、上記の性質を考慮に入れて病気や体調に当てはめていけば、それぞれの身体に適した調整をすることができるのです。